《No.11》
介護報酬見直し


平成15年4月号

《MEMO》

キビシー!が第一印象。
いっぱいお金はあげられないけれど、働け働けと言われているような感じ。
ケアマネの現役を退いてから、制度にも、とんと疎くなった私。ま、もともと詳しいわけじゃなかったけど。この4月から介護報酬が見直しされるというので、ケアマネの友人にあれこれ聞いてみることにした。ケアマネの報酬は低くて採算に合わないということは以前から言われていた。慈善ではないのだから、事業として継続していくためにはそれなりの収入もなくちゃね。今度は、どうなったのかな。

「どう?儲かりそう?」
「ダメダメー。いろいろやらなきゃならない仕事が増えちゃってさぁ、かえって大変。忙しいのよ、じゃあねー。ガチャ!」(電話を切る音)

今度の見直しで、ケアマネの報酬は、利用者の要介護度に関係なく一本化された。そりゃあそうだ。要介護度と、業務の大変さは比例しないと常々感じていた。寝たきりで要介護度が高い人は、自分の口からああしろこうしろと要望を出すこともなく、周りがよかれと思って組んだ計画に身を委ねるほかないのだ。かえって、要介護度の低い人ほど、本人や家族の希望を取り入れてあれこれ介護サービスを試す必要があったり、「介護」への気構えも不十分でトラブルが絶えなかったりと、利用調整に手間取ることが多かったように思う。

さらに、減算・加算が導入された。一定の要件を満たさないと報酬の3割をカットされる。@ケアプランを文書で利用者に交付する、A月1回利用者宅を訪問し、3月に1回ケアプランの実地状況をチェックする、B認定や更新の都度、サービス担当者会議を開催する等。本来しなきゃならない仕事なのに、できていないのでペナルティが課せられたのだ。

‥‥はい、スミマセン。私もやっていませんでした。サボろうなんて気はなかったけど、結果的には回りきれなかった。「ああ、○○さんのウチ、今月1回も行けなかったなあ」と、唇噛んで自分の力の足りないところを再認識するのだ。知らんぷりして報酬の全額を請求しても、すぐにはバレないだろう。でも、それって不正請求。カラ出張と同義。んで、最終的には監査が入る。怖い〜。

4種類以上のサービスを使えば、割増料金になる。ケアマネの報酬は、利用者負担0(ゼロ)なので分かりづらいけれど、今まで3種類で済んでいたのに、もう1種類サービス増やしましょうかと急に言ってきたら、そのケアマネ、あやしい!売り上げ目標(ノルマ)があるのかも。

今回は、在宅重視・自立支援を目指して、「限られた財源」を有効に活用するための見直しなのだそうだ。施設の報酬を下げて在宅の報酬を上げた。ということは、施設を利用すればより少ない負担で済むということ?要らないサービスを使われて割高な在宅にいるよりは、施設の方がいいという人が出てきても不思議じゃないぞ。

「なんでだろう〜」間に合うのか?財源!
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