《No.5》
ケアマネの裏ワザ


平成14年10月号

《MEMO》

山形市で『自己作成ケアプラン』をやっているのは、相変わらずウチだけだそうです。他にも「やってみたい」という申し出があったものの、残念ながらその方は途中で取り下げたとか‥‥。
ま、こんな変わり者もいていいかなと勝手に解釈しています。えへへ(^。^)
ケアマネ辞めちゃった、なんて言いながら、‥‥うふふ、実はね、私、今も一人だけ担当している。せっかく取ったケアマネの資格、時には知り合いに仕事を頼まれることもあるんだろうと思うのは、ブッブー、不正解。きちんと事業所に所属しないケアマネは、担当を持ってケアプランを立てられないことになっている。資格だけ持っていてもダメ。じゃあ、どうやって?

私が担当しているのは、夫の祖母、ばあばあちゃん。市の担当者と顔見知りだとか何かの特例で融通を利かせてもらった訳じゃあないよ。ちゃんとしたルールに基づいているんだから。

元々ケアプランは自分や家族が作っていいことになっている。『自己作成ケアプラン』といって、ほとんどの介護保険利用ガイドには「自分で介護サービス計画を作成することもできます」と小さな字で書いてあるのでご確認を。自己作成だから、ケアマネの作成するケアプランに比べて専門性や客観性に欠けるとしても、この上なく利用者や家族の意向を反映したプランになる。当然。

ただし、手続きはとても厄介。ヘルパーでもデイサービスでも、希望するサービスとのすべての連絡調整、交渉は自分たちで行わなければならない。ケアプランは決まった書式があり、事前に市役所に提出する必要がある。現在の状況を分析し必要な介護サービスを組み合わせた居宅サービス計画書、週間サービス計画表、介護サービスにかかる費用の計算書、それからサービスが予定通り実行されたかどうかの実績報告等々。変更があったらその都度調整して‥‥。

訪問に合わせて茶菓を用意することも、ケアマネの顔色をうかがって気の進まないサービスにお付き合いする必要もない、思った通りの介護が受けられる。極端に言えば、着替えなどしたくない、風呂など一生入らなくてもいい、家の物動かすな、酒と肴だけ用意してくれればいいってのも可能。受け入れる事業所が見つかればの話だが。

現在、ケアプランを自己作成しているのは山形市ではウチだけ。県内でも数えるほど?手続きは確かに大変だけれど、常に様子がわかる家族の介護計画を立てられるのはありがたい。介護保険制度も定着してきて、各市町村で担当職員が減らされていると聞く。たった一件でも、市役所の事務手続きも大変なようだ。「勉強になりますから」と快く対応してもらえる山形市に住んでてヨカッタ。近隣の市では、「ケアマネに頼むとタダなんだから」という無茶苦茶な理由で自己作成は断られたそうな。

知っている限りの良いサービスをばあばあちゃんには受けてもらいたい。オカザキさんだけ、ズルイ〜なんて言わないでね。今に、『サルにもかける自己作成ケアプラン』なる本とかソフトが登場して、必要な項目をちょちょいとチェックするだけで、ハイ、一丁上がり、みたいにならないかしらん。あはは、ケアマネの方が待望しているって。
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