《No.14》
運命


平成17年7月号



《MEMO》

ご質問の答えてみました。
‥‥答えになっていないって?
まあ、まあ。
「だからさあ、新しく病院が開業するとね、示し合わせたかのように隣に薬局がオープンするのは何故なの。ね、どうして?」
何かウラがあるんだろうとでも言いたげな、Iさん。

「どうしてって言われても、事情は人それぞれだから。」
「だって、ふと気づいたら隣に偶然薬局が建っていたなんて、不自然じゃない。だれか仲介する人でもいるの?」
「う〜ん多分、医院の開業コンサルタントとか、不動産や建築関係の人かなあ。そうね、出会いは、さまざまよ。」

実は、私も詳しくは分かってない。よそ様がどういうきっかけで知り合って、お付き合いを始めることになったかなんて。

「やっぱり、そういう業者がいるのね。」
「まあ、仲介の場合もあるだろうし、以前から知り合いだったってこともあるんじゃない。」
「オカザキさんはどうなのよ。」「私の時は、失業して、友人に何か良い話ないかって声かけたら、それが巡り巡って。」

運命かなあ。

「組む相手によっては、儲かったり儲からなかったりするんでしょう。よく流行る医者の隣なら、薬局もいいだろうけど。」
「それもそうね。やってみなきゃ分からないしね。」

やっぱり、運命かなあ。

「気が進まない相手とイヤイヤ組むなんてこともあるわけ?」
「そりゃ、中にはあるかもね。逆に、バッチリ意気投合して、一緒にやっていきたくてもタイミングが合わないとかね。」

初めっからずっと、ラブラブっていうのもあるだろうし、トラブル続きのこともある。長年付き合ううち、徐々に空気みたいな関係になっていくのかしら。それとも、よそよそしく冷え切った仮面○○‥‥。

「それって、契約があるの?」
「全然ないよ。契約とか提携があったら、逆にマズイよ。」

そう、もとは他人同士なの。

「じゃあ、病院の指定だから、隣の薬局で薬をもらわなきゃならないってことはないのね。親戚じゃないよね。」
「隣へ行けとか、特定の薬局への誘導は禁止されているのよ。処方せんはどこでも気に入った薬局に持って行っていいし、誰にも気兼ねする必要なんてないんだけどな。親兄弟とか縁故関係とか、病院と薬局で一体的な経営が疑われるものは、隣接では許可されないはずだし。」

我が家の幼稚園児だって、世間のルールを理解しているぞ。りさちゃんと、パパとおにいちゃんとは、家族だからケッコンしちゃいけないんだよね〜。

「大きい病院の前は、何軒も薬局が並んでいるものね。どこだって、いいのね。」
「そうね。隣の薬局が医院の評判落としたりするのはシャレにならないね。ウマが合ってコミュニケーション図れるところを選んだ方が、治療効果も高まると思うよ。」

みんな、頑張っているんだけどねぇ。あれ、Iさん。確か、薬局の話だったよね。
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